「就労継続支援B型事業所に必要なスタッフとその役割」で簡単に就労支援事業所のスタッフについて紹介しましたが、仕事内容、必要な経験や研修の内容、求められるスキルについてもう少し踏み込んで説明いたします。
今回紹介する生活支援員の役割は、利用者の体調わなどの状況に応じて、身体機能の向上に向けた支援や、生産活動のサポートなどの日常生活上の支援を行うことです。
仕事内容
就労継続支援事業の生活支援員の主な仕事内容は、利用者ごとに作成された個別計画書に基づいて利用者の日常生活をサポートすることです。
具体的には以下のような仕事を行います。
・利用者の健康の管理
・日常生活上での相談対応
・生産活動の指導、サポート
・日報や支援記録等の資料作成
・サービス管理責任者の補助
必要な経験・研修
生活支援員として業務を行うために必要な実務経験や資格要件は、定められておりません。
ただし、実際の求人内容では以下のような要件を求められることがあります。
・障害者支援関連の職種経験者優遇
・その事業所が主に行う生産活動の関係業務経歴(簡単な事務作業、パソコンスキル、ネットショップ経験etc)
・社会福祉士、介護福祉士、保育士等の資格
求められるスキル
実際の求人内容では、以下のようなスキルを求められることが多いです。
・コミュニケーションを取ることが得意な方
・人と接するのが好きな方
・人とお話をすることが好きな方
・チームワークをうまくできる方
生活支援員は、個別計画書に基づき利用者ごとに日常生活のサポートを行う必要があります。
そのため、各利用者としっかりとコミュニケーションを図り、利用者の特性を把握することが大切です。
また、状況に応じた臨機応変な対応が必要となったり、サービス管理責任者や職業指導員、管理者とのチームプレイとなることも多いため、チームワークがうまくでき各スタッフと連携しながら業務を進めることが望まれます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
就業継続支援事業の生活支援員は、利用者の特性に合わせて日常生活のサポートを行う役割を担っています。
そのため、職業指導員と同様、人と接することが好きで、コミュニケーションをうまく取れることがとても重要です。