2021.01.27

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    サービス管理責任者の仕事内容、必要な経験や研修の内容、求められるスキル

    サービス管理責任者について詳しく説明します

    「就労継続支援B型事業所に必要なスタッフとその役割」で簡単に就労支援事業所のスタッフについて紹介しましたが、仕事内容、必要な経験や研修の内容、求められるスキルについてもう少し踏み込んで説明いたします。

     

    今回紹介するサービス管理責任者の役割は、個々のサービス利用者のアセスメントや個別支援計画の作成、定期的な評価などの一連のサービス提供プロセス全般に関する責任、他のサービス提供職員に対する指導的役割を担うことです。

     

    仕事内容

    サービス管理責任者の仕事内容は大きく4つに分けられます。それぞれの具体的な内容を以下に説明します。

     

    支援プロセスの管理に関する事:利用者の目標を設定し、個別支援計画を作成します。個別支援計画を作成するため、利用者や家族に対する面接などを通じて現状の把握を行い、課題を見つけます。このように今後の目標を設定するため、面談などを行うことをアセスメントといいます。その後は、個別支援計画の実施状況をモニタリングし、見直しや必要に応じて計画の変更を行います。

     

    サービス提供者(職員・従業者)への指導・助言に関する事:利用者や家族に対する業務を行うだけでなく、施設のスタッフのスキルアップのため、指導や助言も行います。必要に応じて研修などの企画などを行うこともあります。

     

    関係者や関係機関の連携に関する事:また、利用者のニーズに対する必要で質の高い支援を行うため、病院や行政機関と連携します。

     

    その他に関する事:利用者満足度や第三者評価などに関する業務も行います。

     

    必要な経験・研修

    サービス管理責任者として業務を行うには、必要な実務経験を有しており、さらに指定された研修を修了する必要があります。

    実務経験は、経験した業務の種類によって必要な経験年数が異なります。

     

    施設や障害者職業センター、特別支援学校などでの相談支援業務では、5年以上。

    施設などでの介護業務や特別支援学校などでの職業教育業務などの直接支援業務では、8年以上。

    ※直接支援事業では、社会福祉主事任用資格などの有資格者の場合は、5年以上。

    指定の国家資格を所有する場合は、上記の業務を3年以上。

     

    求められるスキル

    サービス管理責任者は、利用者それぞれに合わせた支援計画を作成し、運用していく必要があるため、各利用者の特性をしっかり把握し、気配りできることが大切です。

     

    さらに、自分一人で業務を進めるだけでなく、施設で一緒にはたらくスタッフや関係機関と連携しながら業務を進めていく必要があるため、スタッフに信頼されるリーダーシップや、調整能力が求められます。

     

    まとめ

    いかがでしたでしょうか?

    サービス管理責任者は、利用者の目標を設定した個別支援計画を作成という大切な業務を行うだけでなく、スタッフのスキルアップや、関係機関との調整役も担っています。

    そのため、自分だけでなく利用者やスタッフに気配りをして、リーダーシップを発揮しながら業務を進めることにやりがいを感じるお仕事です。

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